12月リーダーに空きが出たので藪岩魂で以前から気になっていた立処山を計画した。
数日前まで天気予報はまぁまぁの雨量で、雨に濡れたくないわたしはリーダー交替の算段をしていたが、祈りが通じたのか当日は青空も出て絶好のハイキング日和となった。
恐竜の足跡駐車場に車を駐めて、時計回りで周回する。
山と高原地図では破線ルートとなっているが、道は明瞭で歩きやすい。
オバンド峠から908m ピークへ向かう尾根に乗る予定が、うっかり破線ルートをそのまま進み明家集落(廃村)へ。
途中で908m ピークを巻いてしまったことに気づいたが、そのまま鉄塔、ロープの張られた岩場を経由して立処山へ向かう。北上する尾根から右手に入り、石灰岩の岩稜を抜ければ立処山の山頂だ。
標高735m の低山ながら、開放的な山頂からは両神山や二子山などの山々が見渡せる。
山頂で昼休憩をとり、お楽しみの鍾乳洞へ向かう。
鍾乳洞の入口は看板がなければ見落としてしまうぐらい狭い。
ヘルメットとヘッデンを装備して探索開始。
鍾乳洞内部は横穴が枝分かれしており、狭い方へ進むとすぐに行き止まりとなる。
ハシゴや鎖が設置されている広い方の穴を奥へと下っていく。
しばらく進むと最奥と思われるハシゴが見えたが鎖が短くハシゴまで届かない。
鎖の先はまぁまぁの傾斜のつるっとした濡れた石灰岩。
ロープなしでハシゴまで行くのはリスキーと判断し、そこで引き返すことにした。
戻りながら見上げると、鍾乳洞の竪穴のはるか上部に大量のコウモリがぶら下がっていた。
鍾乳洞を後にし、落ち葉の急坂を下ると40 分弱で立処山登山口。
あとは車道歩きで駐車場まで地味な登り。
立処山は小さくて地味な山だが、コンパクトながら鍾乳洞探索ができる楽しい山だった。
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