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  • 執筆者の写真sanyukai

南秋川水系 軍刀利沢


矢沢出合入渓9:00--熊倉山付近登山道11:45/12:20 -三国峠12:43---1019mピーク付近から下降開始12:50---軍刀利沢下降14:06---矢沢出合入渓点着14:40

真の「沢ヤ」を目指す私としては「沢下降」とういう行為に憧れの様な感情を持っている。今回は割と優しい沢で、その真似事ができた事が一番の収穫だった。

下山のルートの予定では矢沢林道終点に下るはずだったのが、詰めた登山道からの下降点が早すぎて、尾根が違っていたので予定していた下山ルートではなかった訳だが。しかし、今回下った尾根は、私のバイブル書でもある「東京起点 沢登りルート120」によると、読図能力が必要な完全バリエーションルートの尾根だった為、うっすら踏み跡があるような無い様な、尾根が行き詰ったり、怪しい枝尾根があったり、トラバースしたりで「もしかすると、遭難ってこうゆう感じで起こるのかな?」なんて、どこか冷静に思っている自分がいた。今回はGPSで現在地確認が出来なかった為、現在地は解らないまま歩いていたので、それはもう、ドキドキワクワクだった。地図読みは難しくて奥が深く、いつかはGPSに頼らないでも山を縦横無尽に歩ける様になりたい。そんな日は来るのだろうか・・・。

尾根を下っていくと沢の音が段々大きく聞こえてきた。まずは沢に降りて様子を見ようという事になり、沢の音を頼りに下降して行くと沢床に着いたが、そこは遡行してきた軍刀利沢だった。下降して戻る事になり再び沢靴を履く。一度装備解除した後に沢靴を履いたのは初めてだったが、何とか入渓点に帰れる安堵感もあるので、濡れた靴を履く気持ち悪さなど一切感じなかった。むしろ、再び入渓(?)できた事が何だかワクワクしたのは「沢下降」が体験出来ると思ったから。「沢下降」は「遡行」より慎重に行かないとならない。ちょっとした小滝も慎重に下る。風景や滝の感じも遡行している時と全然違って見えた。同じ場所なのにこうも印象が違うとは驚きだったのと、やっぱり沢はいいな・・・という事。

今回も、入渓〜遡行〜下山まで、福袋の様な遡行だった。

そして、つくづく思う。「沢登りは冒険だ!」と。






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