スタート:14:00 山頂:15:15
天気がさらに悪化したため、
山頂からはロープウェイで下山。
ロープウェイを使ったのは40年ぶり。
藻岩山は、札幌のすぐそばにある、札幌市民に人気の山である。私は高校を卒業するまで札幌に住んでいたため、小さいときから数えると100回以上は登っていると思う。標高531mで、高尾山(599m)より少し低い山であるが、原生林が生い茂る登山道を歩き、自然の中を歩いたという気分になれる。山頂からは360度の景色が見られ、180度は札幌市内を眼下に見ることができ、残りの180度は1000m級の山々を見ることができる。
また、三浦雄一郎が、65歳の運動不足だったときに、途中でバテて登れなかった山としても有名である。これを契機にトレーニングを再開し、70歳のときに初めてエベレストに登っている。
登山道は、慈啓会病院コース(2.9km)、旭山記念公園コース(4.0km)、藻岩山スキー場コース(2.5km)、小林峠コース(4.5km)、北の沢コース(2.4km)の5つがあり、積雪期には登山道ではないが、急斜面を登る直登コースもある。今回は、一番人気の慈啓会病院コースを登った。
ところで、札幌には9月5日から8日まで滞在したが、天気の悪い日が多く、この日も雨の中を登った。いつもなら積雪期を含めて、このコースでは10人以上の登山者とすれ違うが、天気が悪かったせいで2人組のパーティーとしか出会わなかった。こんなに少なかったのは初めてである。
雨の中、湿度は90%以上あり、気温も30度近くあったため、サウナの中を登ったように汗まみれになり、バテるのも早かった。普段であればノンストップで1時間以内に登れるが、1時間15分もかかってしまった。山頂では360度の景色は見られなかったが、時折ガスが晴れて札幌市内の風景を見ることができた。
やはりこの山は、積雪期に登った方が景色がよく、登り応えもある。来年2月頃、また札幌に帰る予定だが、そのときは直登ルートをラッセルしながら登り、アップダウンのある旭山記念公園コースで下りてきたいと思っている