ホワイトバレースキー場の2本しかないリフトのうちの上部1本に乗り、降りた所すぐ脇から湯蔵山に続く尾根に乗る。
早速、フカフカ雪の洗礼を受けながら、皆でギャーギャーワーワー言いながら、まっさらな雪の尾根を行く。
辺りは冬枯れの樹林帯で、スキー場がすぐ脇にある事を忘れさせてくれるような静けさだった。
陽に明るく照らされた冬枯れの木々の隙間から谷川周辺の神々しい山が見える。
「ああ、なんて美しいんだろう・・・」
そんな風に景色を楽しんでいられるのは、
ラッセルに奮闘しているトップから数えて5番目以降からの人だろうか。
景色を楽しんでいるとそのうち順番が回ってきてトップに踊り出ると、景色どころか、
会話もロクに出来ないくらい必死に深雪と格闘する。
時間切れで湯蔵山のピークは行けなくて残念だったけれど、
11人でワーワー言いながらのラッセル山行はやっぱり楽しい。