出合10:20--入渓10:40--滝1段目11:45--滝2段目11:58---滝3段目12:25--滝4段目12:30—登山道終了点13:00---
--出合14:25
昨年度の6月に初めてリーダーを任されて以来、2度目のリーダーを務めた今回の山行について、当初は尾根組、沢組の垣根を取っ払って希望者全員参加を目指す考えであった。しかし、季節こそ進んだが10月上旬という時期で登攀や沢登りに興味がある自分としては、ギリギリではあるが沢に行けるのではないかともやもやと考えており、集会後の反省会で諸先輩のアドバイスで合同ではなく沢登りに行くと決断できた。尾根組の引率はSさんが快く引き受けてくださり、コースリーダーとしての負担が格段に減ったのがとても助かった。その結果、沢のコースを検索しはじめたが、沢のガイド本の数々やインターネットでの検索で星の数ほどといってもいいぐらい多くの沢を検討し、また見送った。理由は季節柄ヒルがでる山域、シャワークライムにはこの時期この季節は厳しいか、夜行ならいけるが朝発では遡行時間が限られる(夜行では参加者が減少する事が考えられるため)、下山路が不明確、下山に時間がかかる等々のアクセス。岩登りのバリエーションも含まれる谷川山域の沢や、塩山周辺の岩登りバリエーションも。
今回の目的地と定めた美ヶ原・焼山沢は遡行図はないながらも登山道が平行しているためエスケープが随時可能であり、朝発でも遡行、下山時間が予定から大きく狂わないと見込まれ、沢自体が北斜面であるので水が冷たいが一部シャワークライムが楽しめる等の理由があった。一部の情報こそあるものの、見所の連瀑帯は全貌がわからず少し不安があったが、N会長が実質のリーダーであるため遡行するにしても安心感があったのが心強かった。
情報があまりない場所なので、会長がハンマーやハーケン、カムを持参されたのは驚きだったが情報もあまりないところなのでむしろそのような道具を持ってこないほうが違和感だったのかと反省した。連瀑帯の始めでNHKの百名山クルーが撮影していたのでもしかしたらなんて期待したのだが。。
1段目の滝は左岸から冷たい水に打たれながら左岸からクリア。2段目の滝は登攀前に先のクルーに同伴のガイドから滝が立っているので気をつけてとのアドバイスを念頭に、会長がトップでリード、ハーケンを指すリスもなくカムも決まらなかったが、皆つぎつぎと突破できた。3段目以降の滝は日が差し込み、落葉のなか苔むした滝を登り、皆から歓声が上がるほど綺麗だった。反省点もあるが無事下山でき、定時に帰京できたので合格点なのではと考える。