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  • 執筆者の写真sanyukai

劔岳 八ツ峰Cフェース 2016.8.7~9


内倉助谷出合までは、下の廊下へ続く道。川沿いをゆるやかな下りが続くので、大変快適でした。黒部川沿いを歩いている、というだけでテンションMAXになれる♪しかし癒されたのはここまで。出合いからはひたすら登る、登る、登る。汗がぼとぼと落ちてきて、帽子を川に浸し、絞らずに被らないと熱中症になってしまいそうな暑さでした。ハシゴ谷乗越まで約3時間半、テン泊装備に登攀装備。辛かった~。

でも所々自然の水場があり、冷たくて美味しい水は欠かさなかったので、その点は良かったです。ハシゴ谷乗越から真砂沢ロッジまで約2時間。橋が外されていたので、渡渉しました。真砂沢ロッジについてからは極楽でした。富山県警の情報公開と川の橋が外されていることも影響してか、この日の登山客は私達3人だけでした。

登山者が私達だけだったので、八ツ峰ゲレンデは貸切り同然でした。私達以外は、剣沢方面からきた4人組パーティただ一つ。その人達もCフェースアタックだったのだけど、私達の後に登ってきたので、お盆のお天気快晴の日に待ち時間ゼロで楽しめるなんて。雪渓も確かに崩壊しており、かなり注意して歩行しないと危険ではありました。けれど、言い換えれば、それこそがバリエーション登山。どんな場所でもバリエーションは常に危険と隣り合わせなのだから、むしろそういう場所に行くことこそ経験値があがっていく、とも思います。

Cフェースは八ツ峰の中で一番人気が高い登りやすいフェースです。全部で5ピッチ。3級程度。私は、1ピッチ目と最終ピッチをリードさせて貰いました。登ってみると、全てのピッチでリードできる感じでした。今の沢組の人達は全員楽に登攀できると思います(^^♪テン場から取付きまで4時間アプローチ必要なので、登攀技術より体力勝負なのかな?とも思いました。 3日目は往路をそのまま戻りました。最終トロリーバスに飛び乗り、再び信濃大町の『山岳旅館いとう』でお風呂に入って素泊まり。夜は現地の居酒屋で美味しいお酒とおつまみ&お蕎麦で乾杯しました。

<初日コースタイム>黒部ダム8;00・・・内蔵助谷出合9:30・・・ハシゴ谷乗越14:00・・・真砂沢ロッジ16:30

<2日目コースタイム>テン場5:20・・・長次郎谷出合6:00・・・八ツ峰Ⅵ峰Cフェース取り付き9:30・・・登攀スタート9:45・・・5ピッチ登攀・・・Cフェース終了点13:00・・・懸垂下降・・・スタート地点15:30・・・テント場18:00

<3日目コースタイム>テン場7:30・・・内蔵助谷出合15:45・・・黒部ダム17:30





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