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  • 執筆者の写真sanyukai

南アルプス 仙丈ケ岳 2017.9.15-16


8/28 菅ノ平バスセンター6:15---林道終点7:55/8:15---池山水場9:15/35---




---マセナギ10:25---駒峰ヒュッテ15:15---空木岳往復約20分

8/29 駒峰ヒュッテ6:30---空木平避難小屋6:55---マセナギ9:20/30---

---池山水場10:00/30---林道終点11:20/30---菅ノ平バスセンター12:25

当初の予定では、二日目は宝剣岳経由、ロープウェイで下るつもりでしたが、残念ながら朝起きると小屋の外は乳白色の世界。そして断続的に降り続ける大粒の雨。朝6:00をリミットにして縦走を諦め、往路を下山することにしました。

一日目は天気予報どおり曇ってはいましたが、ちょっと肌寒い程度の快適な気温でしたが、登りのきつい勾配のせいか大汗をかき、標高が上がっていく程に体温を奪われ、気がつけば一人だけおなかの具合が悪くなり、小地獄あたりでまさかの両足の太ももの前面の筋肉がつるということに陥りました。あとで考察してみましたが、原因は前日の食事の不規則さでおなかにガスが溜まり、標高があがるごとに膨張し腸管を活性化?させ蠕動運動をうながし、下痢症状を起こしたものと思われます。また、太もも前面の筋肉(大腿四頭筋)は人体の中でかなり強靭な筋肉でめったなことでは傷めない部位なのですが、ここがつるということはかなりのアルバイトだということが想像できます。今回は避難小屋泊ということで、テント以外を自分たちで担いだためザックの重さもいい感じになりました(笑)。

同行のお二人には迷惑をかけてしまいましたが、いい経験をさせていただきました。池山尾根は長い長い樹林帯を森林限界まで行くちょっとしたマゾ山です。標高差は2000m越えで南アルプスの黒戸尾根を思わせます。森林限界付近で大地獄、小地獄なる鎖場の連続がありますが意外に整備されており、この山はどちらかというと延々とつづく行程そのものが手強い印象をうけました。

そして山稜に出た瞬間、ぱあっと拡がる大展望はいままでの苦労を忘れさせるような石灰岩の枯山水を想わせる景色を臨めます。空木岳山頂に階段のように延びる尾根は、個人的には枝分かれした空木平コースより断然にいい! と断言できます(笑)。足が止まりがちな後半戦は休み休み巨石をしげしげと見つめながら登り、駒石では軽いボルダリングをして撮影会がはじまり、十分に楽しめました。ただ、残念なのは晴れわたった空木岳山頂からの360度の大展望は次回にお預けになりました。当初計画した予定は、伊那川登山口~越百岳~南駒ケ岳~空木岳~伊那川登山口の一泊二日を考えていましたが、今回の山行を考えるとかなり無理な計画でした。次回はこれに手をくわえて、中央アルプス南部からの空木岳山頂をねらいたいと思います。


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